ようは「イマドキの若者は」的なこと
中村あゆみが何気に復活の兆しを見せているような。
ビールのCMソングになっていたり、歌番組にちょくちょく出てきたりと、この連動はなにゆえなのかと素人は思うんですよね。
たまたま同時多発的に、作り手の気分になっているのか、事務所等の働きかけがあってのことなのか。
誰かのセンスに見ている人が琴線が触れて、自然発生的に盛り上がることが本当のブームだと思うし、それによって起こるムーヴメントこそが振り返ってちゃんとした足跡を残すものだと思うんだけど、いまは打算的に作り上げて、使い勝手よく利用して、そして飽きられた頃になにもなかったかのように日常に戻っていくという一連の流れがあって、それを祭りのように楽しむだけ楽しんで、過ぎ去ればすっかり忘れてしまう日本人の正体を直視するべきだと思うんですよね。
そんな中村あゆみが出てきた番組のひとつが、「HEY!HEY!HEY!」で、その回はイレギュラーな内容だからの登場でして。
偏見があるからなのか、ジャニーズが出るようになって一気につまらなくなった印象がある「HEY!×3」なんですが、実際に視聴率的にも振るわなくなってきている現実があるようで。
スタッフも、リニューアルという名の微調整をしてきてはいたんですが、先日の放送では大胆に懐かしのアーティストにスポットを当てて、ゲストの芸能人と思い出を語るという形式を取っていたんです。
これが、自分には久しぶりにこの番組を楽しく見れたんですよね。
言ってしまえば、歌番組よりトークバラエティに比重が寄った内容ではあったんですが、お茶濁しのようなここ最近のものと比べたら、ちゃんと丁々発止を試みてくれていた分、おもしろさがあったというのか。
これは、イマドキのアーティストに掘り下げるだけの深さがないことの裏返しなのかなとも思ったんです。
よく言えば計算が立つし、バランスが取れているし、多分ニーズに応えることもすれば、テクニック的に高度なこともこなせちゃっているのかなとも。
でも、それでは人間がにじみ出ていないし、偏りが生む独特さやそこから感じる歴史、使い減りしない腰の強さが足りないのなぁと思ったりして。
だから、このチャレンジは「HEY!×3」にとっていいことだったと思うし、光明を感じたならその路線で工夫をしていって欲しいなぁと。
そして、テレビや、総じて芸能界も頭でひねくり出すものと、個人がその身をもって蓄積したものとどちらがパワーを持っているのかを再認識すべきなんじゃないかなぁと思うのでした。
かといって、中村あゆみ世代はちょうどいいテレビサイズな発言は計算できないから、そこは難しい部分もあるわなぁ。


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