カナダ旅行顛末記 パート7
カナダの歩行者用の横断信号って、歩けは同じ記号なんですが、待ては手のひらがこっちを向いているみたいな記号なんです。
これって、絵文字の方でなじみがあるので、ちょっととぼけた風情に見えちゃうんですよね。
メールで使われるのって大体、自分が書いたことへのツッコミだったり、ボケてますよぉみたいなニュアンスだったりするじゃないですか。
街の散策のたびに出くわしては、軽く笑ってしまう自分がいました。
そして、ようやく最後となりましたカナダ旅行日記。
観光最終日はカナディアンロッキーです。
前日、バスの移動中で見た光景からも、その壮大さや荘厳さはヒシヒシと感じていて、すぐに「遥か昔に思っていたカナダのイメージってこれだったよなぁ」と思ったものです。あとは丸太小屋に山男がいたらまさにっていう。
とにかく、山へ山へと登って行くから、バスの移動時間が長いんですが、すべて手付かずのままなんですよね。
日本ならなんらかの開発をしようするんでしょうが、これが国土が広い国ならではの贅沢だし、もうひとつは環境への意識の高さで、山火事も木の世代交代に必要な自然現象だからそのまま放置しておくし、観光客用のトイレも下水設備を作らずに溜めてその都度下界に運ぶんです。
また、道路も動物の通り道が用意してあって、これまで何度か動物と車の接触事故があったら、そこが動物の通り道だと分析し、動物用にトンネルを掘るなり、ブリッジを作るなりして、ちゃんと共存を図っているんです。
そういえば、バス移動中に道路でカナダ代表選手がノルディックスキーの練習をしていて、それが分かってからみなさんそればっかり見ていて、景色は二の次になっていました。
あ、もうひとつこの日は特別なことがあって、それはカメラが同行していたんです。
ホテルからバスに乗り込むときにカメラを肩に抱えていたカナダ人のおっさんがいて、「なんの撮影だ?」と思っていたら、この日ずっと帯同してツアー客の様子をカメラに収め、それを翌日にDVDにして渡すから、買いたいという希望者は申し出てくれっていうことだったんです。
「へぇ、いろんな商売があるんだねぇ」と思っていたら、各地ではち合っていた他の日本人ツアーにもカメラマンが着いてきていて、これがカナダ旅行の定番サービスになっているんだと推察できました。
その日はいろんな湖を見て回ったんですが、どうやら湖に関しては秋が最もいい状態のようで、夏とかにいくと雪解け水の関係で白く濁っていてガッカリするとのことでした。
いくつか見た中で、個人的にはボウレイクはここに別荘が欲しいって思うくらい、素敵なロケーションで、「めっちゃええわぁ」を連呼していました。
ペイトレイクはただただキレイ。一枚絵として完璧とすら言えました。
とにかく、色が美しく、極彩色のエメラルドグリーンだったんですが、それが体に悪そうな色合いではない輝きを放っていました。
見た瞬間にみんなが「わぁ~」って声を上げていました。
これには、現地ガイドさんもここまでいい色が出ているのは珍しいと言ったほど。
そして、最後の最後に行ったのは氷河観光で、こちらも恵まれた環境だったようで、ここまで氷河が青みがかっていて、足を踏み入れるポイントでも、普段は寒すぎたり、風が強くて長時間いられないほどだったものが、寒いと言う下馬評がウソのような暖かさ。
ただ、それも素直に喜んでいられないなぁっていうのは、氷河もかなり溶けてきていて、もしかしたらいつかこの観光もできないかもしれないとのこと。
なにかと考えさせられた最終日でした。
と、最後に食べたのは中華料理だったのですが、これもイマイチだったことを付け加えて起きます。
さてさて。
長々と書いてきましたが、海外旅行も4度目にして大分と抵抗感もなくなり、自分なりの楽しみ方もできるようになりました。
カナダはギリシャの次くらいに楽しかったかなぁ。
そして、海外旅行の魅力っていうのは、非日常を体験すること自体もそうなんですが、日常を離れること自体にも意味があるなぁって部分で、仕事なりで課せられた義務とともに勝手に自分で自分に「やらなくちゃいけないこと」を与えていて、それがルーティンワークみたいになっているんですよね。
それを一度リセットしてみることでの開放感や気楽さを体感できる価値がある。
ボーっとすること、時間を無駄にすることの豊かさというのか。
今回は無理を言って休んだこともあり、次はなかなか行けないのでしょうが、パスポートの有効期限が切れる前にもう一度くらいは行っておきたいなぁと思った次第です。
希望はスコットランド&ウェールズなんですけど、果たして。


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