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2008年6月27日 (金)

田中芳樹フィロソフィー

田中芳樹は一時期よく読んでました。

というか、自分の読書熱の最重要作家だったと思います。

それなりに思想上のバランスのとり方っていうのも学んだかも。

でも。

徐々にその面で偏っていくのを感じたんですよね。

それに、遅筆が過ぎたことで付き合っていくことができなくなり。

だから、いまではちょっと複雑な心境で氏のことをとらえている部分があったりします。

「タイタニア」がアニメ化されるというニュースを見ました。

それを素直に喜べなかったのもそのためで。

まぁ、「タイタニア」と「レッドホットドラグーン」だったかな?は、完結してから読もうとしてた作品で、逆に言えば未完の状態ではまったく関心の対象ではなかったんですけどね。

そして、当然のように湧いてきた感情が、「そんなことより作品を完結させてくれ」であるし、「他の作品はどうなった」なわけなんですな。

ホント、「銀河英雄伝説」くらいなんですな、まともに完結したのは。あとは「マヴァール年代記」くらいで。

一番筆がのっていて、エンターテイメント的にも一番完成度が高かったのも「銀英伝」という意味では、彼の作家の最高傑作はすでにこの時点で出ちゃっているとも。

なのに、なのか、だからなのか、ティーン向け卒業を志向し、中国ものを嬉々として書いていたけど、本人が望むほどの業界での評価を得られなかったようで、というか売れ行き面でも振るわなかったようで、「薬師寺涼子」なんかも始めたり。

これもアニメ化されるようだけど、本人的にはドラマ化の方こそ望むべきところだったんじゃないかなぁと。

結局、サブカルな世界にしか親しまれないことへのアンビバレンツな思いを抱いてそうな田中さんには、プロ作家としての自覚をお願いしたいなぁと思うわけなんですな。

このままだとアンチしか生まんぞと。

2008年2月22日 (金)

ワールドサッカーマガジンの休刊

まさかまさかの。

確かに読者ページのコーナーで、次の号のお題募集がなくて、「なんでだ?」とは思ったんですが、それは誌面のリニューアル的なことくらいだと思ってたのに。

ホント、けっこうビックリの突然のワールドサッカーマガジン休刊です。

多分、自分にとって創刊号から買い始め、休刊まで買い続けた初めての雑誌になったんじゃないかなぁ。

買い始めた動機は時代の気分というのか、必然の流れで世界のサッカーへの盛り上がりや興味が増し、それが雑誌の立ち上げになっていて、自分もそれに当たり前のように乗っかったって感じなんだと思うんです。

そこで同時多発的にワラワラとワールドサッカーを冠する雑誌が出たんですが、自分が浮気をしなかったのは一応週刊サッカーマガジンを買い続けていたという愛着もあるんですが、それ以上に海外のサッカー選手って名前の表記が雑誌ごとに違うことが多々あり、それが気持ち悪いから統一感のある兄弟誌に頼っていたってところもあり。

10年前だとまだまだ自分も海外サッカーへの知識が浅く、この雑誌で勉強させてもらった面もあるんですよね。

また、立ち上げ当時だから企画がどれも挑戦的だし、面白く読めていた記憶があります。

自分も知らないことが多いから、知るということだけでワクワクできたとも言え。

それも最近は正直マンネリになってきた部分もあるし、企画自体もつまらないものが続いて、「これじゃあもう買いませんよ」的なことを書いてアンケートハガキを出したことも。

だから当然の休刊なのかとも思うけど、そもそも海外サッカーのブームが去っただけだとしたら、それはそれでさらに寂しさが募るなぁと。

それとも、インターネットの普及という状況の変化が、雑誌情報というタイムラグを好まなくなったのか。

個人的には期待の若手特集なんかは大好きだったし、それに付随したクラブチームの将来像なんかの企画も楽しかっただけに、それだけでも週刊の方で定期的にやって欲しいなぁと思うのでした。

2006年8月19日 (土)

「女性は見た目が10割」を読まずして語る

本の最新売り上げランキングというのを見たら、トップ10の中に「女性は見た目が10割」というものを見つけた。

たぶん、「人は見た目が9割」をもじったタイトルなんだろうけど、著者名をチェックしなかったけどおそらく女性が書いたものなんじゃないかと思ったんです。

男がそんなことを言うと不評を買うだろうってのもありつつ、女がそれを言い切ることの気持ちよさがあるんじゃないかっていう。

そのスタンスとしては「負け犬の遠吠え」的な自嘲と皮肉を交えたものなのか、本気で啓蒙して頑張ろうとするものなのかは分からないけど、このタイトルについて怒ったり真っ向から否定する女性もいないのかなと。

逆に、これを受けて「ホント、そうだよね」とか切り出せない人をこそ仲間はずれにし兼ねない空気すらあって、この本が売れることを含めて客観性や自意識のバランスの具合がどこにあるかを感じる次第です。

ただ、この本の主題が「モテ」を基本としたものだとすると、少なからずギャップが生まれるだろうなというのが、男性ウケと女性ウケの違いであり、モテる男性とモテない男性でも好みは大きく分かれるということについて。

女性自身が自信を持てる外見という話も加わると、そこの乖離はさらに大きくなり、そこの選択肢の幅ももうけてないとしたら、かなり偏った内容の本になるんじゃないかと思うんです。