キングコングの西野カナさん
そういえば、はるな愛がミスニューハーフコンテストの世界グランプリになったとか。
世界21カ国から50人が参加っていうのは、各地域から選ばれたカワイイニューハーフってことなんでしょうが、そもそもこの各地のニューハーフ事情っていうのが分からず、そこまでおおっぴらに公言できないところもあれば、ニューハーフとしての価値観が違うところもあるだろうってことを思うと、ちょっとピンとこないものがあり。
大体、はるな愛が優勝っていう時点で、「日本でももっと可愛いニューハーフっているじゃん。テレビでそういう子何人か見たことあるぞ」とも言いたくなるんですが、それ以前にニューハーフっていう定義ってよく分かってないから「お前が言うな」と言い返されそうでもありつつ、その女性になりたい男性はみなニューハーフなのか、性同一性障害ありきなのかとか思うし、去勢手術なんて普通の世界だと「じゃあ整形OKならなんでもありじゃん」とも考えてしまうんですよねぇ。
そこで問う美ってなにかね?と。
もしかしたら、そこはウソでも「ニューハーフとして輝いている」みたいなボンヤリとした基準を設けて、そこであなたは前向きに美しく生きているなんて論評をされてこそ、このグランプリに意味があるのかいね、とまで思ってしまったのでした。
しかし、こんなグランプリをわざわざ開くくらい、人間っていうのは他人から評価されたい生き物なんですねぇ。
努力を認められたいとか、才能を認められたいとかいうのも、なんというか肯定されたいっていう願望の裏返しなんでしょうな。
人間、不安は付きものというのか。
そこがある方が、人間として愛しやすいし、ウソっぽくないとも言えるのでしょうが、じゃあ「自分で自分の凄さは分かっている」なんて人がいたら、はたして回りはどう思うのかと。
そのひとつの例としてなにかとネット界隈をにぎわせているのが、キングコングの西野さんで。
もう、この世界では正式な名前で呼ばれることはまずなく、意図的に間違えて呼ばれていることが定番のネタとなっているくらいです。
この手のビッグマウスさんはこれまでも何人もいたと思うのですが、ここまで彼が叩かれるのは西野さん本人にとっての良し悪しが背景にあって、良い面から言えばそこらのビッグマウスと違ってちゃんとこの業界で生き残っているからこその、いまも言われ続けているという状態があるんです。
事務所力とか言うけど、オリラジが次々打ち切られている現状を見れば、それだけではないと分かるはずで。
もうひとつは叩いている人にとっての理由となる「言うほど面白くない」ってことに由来して、実際に自己評価ほどのニーズがテレビ等ではないらしく、レギュラー番組がいま2本のみなんですな。
しかも、長年やっていたラジオも終わったようで、地味に崖っぷちになりつつあるとも。
そのせいなのか、この秋からメ~テレこと名古屋テレビで「キングコングのあるコトないコト」っていう深夜番組がスタートしました。
まさか、本人たちも名古屋で番組をやるとは思ってなかったろうし、やるとしても余生というのか余興というのか、余裕がなせる気楽なものだったはずで。
とりあえず自分も見させてもらったんですが、下手な芸人だとおかしな間があったり、なにも膨らまずに流れていくこともあるのに対し、危うさはないところはさすがで、ちゃんと普通に面白い感じの番組として成立していました。
だけど。
じゃあいま思い返してなにが特に面白かったかと言われたら、「はて」となって。
ようは、意外性ある展開を作りもしなければ、爆発力があるツッコミがなされたわけでもないと。
つまり期待しないで見る分には不満はないけど、期待してみるとつまらないという。
誰だって大なり小なりそうなんでしょうが、ただ本人の日ごろからの発言を知っている人にとって、どちらのタイプが多いかを考えたら、さてどうかと。
これは、ボケの梶原を殺していることにもなり、本来はその期待を担うはずの梶原の存在を薄めているんですよね。
個人的には深夜時代の「はねトび」もそこそこ見ていて、こいつら売れるんだろうなぁと思った時期もあった口なので、もったいなさが先に来ちゃうんですが、こればっかりは何を言ってもしょうがないことなんでしょうな。


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